SE から異業種への転職先【おすすめ3選】
こんにちは。SE から Web エンジニアになった Nash です。
この記事は「SE から異業種へのおすすめ転職先を3選をまとめた記事」です
では、見ていきます。
※ SE =システムエンジニア、で SIer 系の話です。
おすすめ3選
自分も SE から転職しました。 そのときにリアルな情報を知りたくて、実際に転職した人から話を聞きに行ったわけです。なので、この記事の内容は自分の同期・先輩から実際にヒアリングした結果です。
【監査法人】上流が得意な人向け
SE から監査法人へのキャリアップを目指す方向です。
下記のような人におすすめ出来ます。
- 上流工程を中心の SE の経験がある。
- 特にマネジメントとか顧客とのすり合わせが得意
- 資料作りも得意
SE から監査法人のアドバイザリーへ転職した同期がいます
話を聞いてみました。
▼▼▼ 自分と友人の QA▼▼▼
「監査法人のアドバイザリーって何?」
⇒ 守りのコンサル。
「もうちょい詳しく」
⇒IT 周りについての監査員としてチェックに入る人。監査される側の会社は自社システムについて文書で提出してくる。それを読んで矛盾や問題があれば指摘して正していく。直接、お客さんのところに行ってお話もするよ。
「給与は?」
⇒ 上がった。(ですよねー)
「ブラック?」
⇒ そうでもない。だいたい定時で帰ってる。
「転職する前になんかやった?」
⇒ 応募するのに SPI 試験みたいのあったから、それの勉強はした。(懐かしい・・・)
「びっくりしたことある?」
⇒ 職場の人たち頭良すぎてビビる。そもそも、コンサルなのでロジカルシンキングの能力がめっちゃ必要。だから考えなきゃいけない。刺激的で楽しい。
「なんか面白かったことある?」
⇒ たくさんの会社の導入してるシステムが知れる。なので、システムの良さ悪さがわかる。業界平均的なところもわかる。たまに、びっくりするくらいひどいシステムがあって面白いw(会社名聞いたら、めっちゃ大手の SIer だったわ)
「最後に何かある?」
⇒ 楽しいです。
こんな感じでした。
話を聞く感じ、SE 時代に上流工程をうまく回せられない人には辛そうですね。自分も上流工程が得意でも好きでもないです。なので、こっち系は特に面接にも行かなかったです。
結論、監査法人への転職は上流工程で光っていた人がそのままビジネスマンとしてキャリアアップしていくイメージですね。
【社内 SE】圧倒的なワークライフ・バランス
SE から社内 SE へキャリアを変えていく形です。
下記のような人におすすめ出来ます。
- 上流工程の経験がある
- 定時に帰れて、仕事にやりがいは不要。
大学のサークルの先輩が、SE から社内 SE へ転職していました。話を聞いてきました。
▼▼▼ 自分と先輩の QA▼▼▼
「仕事内容、教えて」
⇒ 自社で小さめに開発したり、SIer 系の会社にシステム作ってもらうのをお願いする。
「もう少し具体的に」
⇒ 自社で欲しいシステムを各部署からヒアリングする。それを SIer に作ってもらうまでの橋渡しとかする。他にも、作ったシステムの運用もやる。システム内で使ってるソフトとか OS とかを定期的にアップデートしないといけない。どのシステムがどういう状態とかを把握しておく。必要に応じて SIer に見積もり出してもらって作業してもらう。みたいな感じ。
「プログラム書く?」
⇒ ほぼ書かない
「転職前に何した?」
⇒ プログラミング勉強してた。具体的には Rails。転職のときは、あまり意味なかったかも。
「ブラック?」
⇒ たまに残業するけど、たいてい定時で帰ってる。
「最後に何かある?」
⇒ SE の闇深すぎた。今がホワイトに感じる。
こんな感じでした。
「やりがいはあまり求めずに、ホワイトな環境で仕事をしたい」って場合に良さそうですね。
自分の場合は、社内 SE になった後「キャリアパスが断絶する可能性が高い」と思って、やめておきました。
というのも、社内 SE ってスキルがつきにくいと思うんです。仕事を通して技術力がつくこともビジネス的なスキルがつくこともなさそう・・・。
なので、数年後にまた転職って考えた際に、社内 SE からの転職って辛そう、って思ったわけです。
とはいえ、社内 SE は基本ホワイトです。会社によっては部署転換もあります。なので、そこから違う部門に行ける可能性もあります。(例えば企画、人事)
こういった特徴をうまく活かせれば、SE から大きくキャリアを変えることも可能かもしれませんので、戦略・運・社内政治力がかなり大事になりそう、というのが個人的な考えでした。
【Web 系エンジニア】開発したい人向け
自分がこのケースです。
こんな人におすすめです。
- 「エンジニアとしてキャリアを歩みたい」
- 「リモートワークや副業など柔軟な働き方をしたい」
- 「エンジニア+ α な仕事をしていきたい」
他と同じ感じで QA 形式でみていきます。
▼▼▼ 自問自答の QA▼▼▼
「仕事内容、教えて」
⇒ プログラミング書く+どう作るかを設計する、のがメイン。
「もう少し具体的に」
⇒ 仕様はプロダクトオーナーっていう人と決める。どう作るかはエンジニアで相談してだいたい設計する。そこからはプログラミングで実際のアプリケーションを作る。その後、テストする場合は QA チームっていう確認をしてくれるチームと連携したりする。ほぼほぼコードを書いている比率が 8~9 割くらい。
「給与は?」
⇒ 転職したときは下がって、一年くらいしたら昔より上がって、フリーランスになって跳ね上がった。
「転職するときにしたことある?」
⇒ プログラミング勉強してた。
「ブラック?」
⇒ やや仕事量が多めだったのでブラック寄りの現場だったかも。ただ、自分は「仕事する=スキル伸びる」という考えがあったから、むしろ他人の仕事を奪うくらいの感じだったので問題なかった。
ただ、1つ言えるのは SE のときに比べりゃ天国。
「作業ばっかで刺激なさそう」
⇒ 刺激しかない。技術的が面白い。プログラミングって、数学のパズルをひたすら解いて遊んでるみたいな感じ。楽しい。
「ビックリしたことある?」
⇒「仕様」を簡単に変更して OK な点。SE やってると仕様って神の啓示に近い。こっちだと、お客さんに相談すれば軽く変えられることもある。
あと、デプロイの手軽さ。金融系 SE のときは 3 人体制で土日じゃないと本番環境とか触れなかった。Web 系だと例えば、チャットで「deploy」って単語をつぶやいたらデプロイされる。最初はマジでビビった。(今だと、むしろこれも不要で、コードが更新されたら自動的にデプロイされる)
「最後に何かある?」
⇒SE 辞めて Web 系行ってよかった。(ほんとよかった涙)
こんな感じです。
Web 業界では SE みたいに**「エンジニアなのにコードが書けない」みたいな人はマジで一人もいません**。たいていのリーダー・マネージャーも昔はコードをバリバリ書いていた、みたいな人たちです。
なので、SE から Web 系だと少し「技術力」という面でハードルが高いです。とはいえ、きちんと戦略を立てて転職準備すれば、SE どころか未経験からでも転職が十分可能だったりします。
いち早く転職エージェントの人と相談
個人的に SIer から少しでも出たいという気持ちがあれば、まずは「いち早く転職エージェントの人と相談をするべき」です。
エージェントの方との会話で、自分の考えがまとまりますし、今の市場がどうなっているのかが客観的にわかります。
おわりに
SE から異業種への転職先についての3選でした。
この記事がどなたかの助けになれば幸いです。