大手 SIer から Web 系エンジニアへの転職理由【7選/経験談】
こんにちは、大手 SIer から転職して Web 系エンジニアになった Nash です。
この記事は、大手 SIer から Web 系ベンチャーへ
- 転職したときの理由
- 実際どうだったか?
についての記事です。
理由はそれぞれ下記です。
- 技術主義
- チャレンジングな文化
- 柔軟な働き方が許容される文化
- ホワイトな労働環境
- 転職文化
- いろいろな業界を知れる
- 海外就職できる可能性が高い
では、1つずつ見ていきます。
※ SE =システムエンジニア、で SIer 系の話です。
SIer から Web 系への転職理由
先に、私のキャリアについて3行だけ語らせてください。下記です。
- 新卒で、大手 SIer のエクセル職人。
- 転職で、Web 系ベンチャーのエンジニア。
- 現在は、フリーランスエンジニア。
はい。3行です。
SIer から Web 系へ転職したのは 2 年くらい前です。
では、そのときに考えていた転職理由と、実際にどうだったかを見ていきます。
技術主義
⇒技術・エンジニアが花形だから
実際に転職して感じるのは、やはり Web 系では技術を扱うエンジニアが職種として花形ですね。
(SIer で技術者の境遇を見てきたから、という点もありますが。)
もちろん、技術だけを追求しても**「技術バカ」となり NG**です。 なので、技術+ビジネスでバランスを取る必要はあります。
とはいえ、技術力が高いエンジニアの優遇はやはりメチャクチャ良いです。
例えば、下記みたいなケースも見たことがあるので。
- 出社しない+音信不通でも OK
- 給与は高い。(らしい)
- 障害が起きたら、ほぼ1人で解決
**「あいつは何をやっても許される。なぜなら、強いからだ。」**みたいなやつ。です。
なんか少年ジャンプの部活のキャラで出てきそうだなー、という世界観でした。
(それで良いのか?は置いておくけど。)
チャレンジングな文化
⇒ チャレンジが推奨される文化だから。
経験上、どこの職場でもチャレンジ文化を感じました。
チャレンジというか「それ、自分がやりたいです」と言えば、転がってる仕事はやらせてもらえる感じですね。
そもそも Web 系ベンチャーって限られたリソースの中でビジネスを回すのが前提です。
その中で、メンバーが積極的に「自分から仕事をやりたいです!」となると、リーダーからするとメチャクチャ楽ですからね。
個人的には、Web 系ベンチャーのなかで「1番魅力的+転がってる仕事」は経営周りの仕事だと思ってます。
- 社長の働きを直で見れる。
- 社長からダメ出しを貰える。
- 経営陣とコネを持てる
- 経営の仕事を学べる。
ちなみに、経験上、技術系でチャレンジしすぎると失敗する可能性が高いです。
柔軟な働き方が許容される文化
⇒柔軟な働き方が許容される文化。
経験上、この文化はかなり感じます。
会社次第でもありますし、自分がそういう会社を選んでいる、という点も否めないですが。
ちなみに、前の会社では下記でした。
- 金髪、銀髪、緑髪とか社員にいる
- 私服も OK
- イヤホン OK
- 仕事中に YouTube とか OK
- 11時出勤
ちなみに、朝の会議は12時に設定します。11時に全員集まらないから。
今の仕事もリモートですし、全体的に性善説で成り立っている感じもあります。
ホワイトな労働環境
⇒ホワイトな労働環境が用意される
経験上、これは会社や時期にもよるけどブラックなときもある、です。
まず、普通に残業はあります。 プロジェクトによっては炎上もしますので。
ただ、長期的にハードワークには、あまりならないです。 なぜなら、エンジニアって簡単に転職できるので、みんな居なくなっちゃうから。
あと、ワンマン社長経営だと、たまに無茶振りがきます。
- 社長「この機能を作ってくれ。3日でだ。」
みたいなやつですね。とはいえ、頑張っても終わらないので、たいていは有耶無耶になってましたが。
労働環境として、PC の性能などはかなりホワイトです。 貸し出しの PC はたいてい MacBookPro が基本ですし、メモリもそれなりに積んでます。
転職文化
⇒転職が一般的な文化だからです。
経験上、Web エンジニアの転職は超多いです。
感覚としては「家の引っ越し」くらいの感覚に近いです。
理由として、技術は万国共通だから。
例えば、技術セットが同じなら、極端な話なら、違う会社に転職しても初日からコードを書けるレベルです。
いろいろな業界を知れる
⇒技術が共通なので、別業界に簡単にいける。
エンジニアは技術が共通なら、別業界にも簡単に転職できます。
過去に自分もいろいろな業界のシステムを作ってきました。
例えば、下記です
- 金融
- 不動産
- 飲食
- 子供向け教育
- 質屋
- 医療
業界をつまみ食いして見ていくのは楽しいですね。
海外就職できる可能性が高い
⇒技術主義+技術が万国共通だから可能
これは経験したことがないので、詳しくはまだ語れないトピックです。
ただ、いろいろな記事を見ている限り、できそうな感覚はあります。
というのも、下記が理由です。
- 海外でも、仕事内容+技術は変わらない
- 海外の壁は、言語+ビザが大きい
というわけで、言語+ビザの問題がクリアできれば、海外就職できる可能性はかなり高いです。
自分も 2020 年からカナダ目指して行動中です。
以上が、自分の理由でした。(思い出したら、追記するかも)
ただ、大事なのは、これは自分が優先したい理由だということです。
人によって価値観は違います。あなたにとって大事な理由を考えてみてください。
なので、ここからは「私が転職理由をどうやって整理したか」についてお話します。
理由の整理 ⇒ 転職エージェント
自分のケースでは「転職エージェントに複数登録して相談しまくった。」です。
理由は下記です。
- 教えてくれるから
- 壁打ちになるから。
1つずつ見ていきます。
教えてくれるから
自分の場合は、初めての転職ということも、知らないことだらけです。
その点、転職エージェントは転職に関するプロ。
自分が質問をすれば、Web 業界に関しても様々な情報を教えてくれます。
また、自分の仮定で話を進めても、きちんと「そこは違いますよ」と教えてくれます。
つまり、
- 知識を得られる
- 間違いを正せる
というわけです。
壁打ちになるから
また、自分の考えを話すことで「自分の考えが整理されます」。
つまり、転職エージェントが一種の壁打ちになるわけです。 これで思考が整理されるます。
更に、この経験をしていたので、転職の面接でも、自分の考えをスラスラ言える状態になっていました。
つまり、
- 考えの整理
- 面接の練習
というわけです。
転職エージェントのメリット
というわけで、転職エージェントを有効活用するべき、という話でした。
転職エージェントに相談するのは無料ですし、複数のエージェントに相談するのも OK です。
相性もあるので、複数のエージェントを試してみるのをオススメします。
まとめ
大手 SIer から Web ベンチャーへの転職理由についてのまとめです。
- 技術主義
- チャレンジングな文化
- 柔軟な働き方が許容される文化
- ホワイトな労働環境
- 転職文化
- いろいろな業界を知れる
- 海外就職できる可能性が高い
おわりに
転職理由のウエイトは人によってマチマチです。
残業しないことを第一に考える人もいれば、自分のように技術力をつけたい、というタイプもいます。
大事なのは「あなたにとって大事な理由は何か?」を整理して納得して進むことです。
この記事が、そのための助けになれば幸いです。