【完全解決】SIer でつまらないと感じたら?【経験談有り】
こんにちは。金融系 SE をやめて Web 系フリーランスエンジニアになった Nash です。
今は、ベンチャー企業を渡り歩きながら、たまに海外行ってリモートで仕事してます。
この記事は、 『SIer がつまらない!と感じた SE の人に向けた解決案を公開した記事』 です。
この記事のざっくり結論です。
- 【理由】SIer の仕事はそもそも「つまらない」仕事だから、「つまらない」と感じるのは当たり前。
- 【結論】解決するためには、「必ず」なにかしらの行動が必要
では、見ていきましょう。
※ 自分の体験談・一般論で書きますが、SIer 業界は幅広いので例外も存在します。
※ SE =システムエンジニア、で SIer 系の話です。
そもそも、なんで SIer は「つまらない」のか?
根本的なところは「SIer の仕事自体が、まったくワクワクしないものだから」だと思っています。
その理由を、更に細かく分解して見ていくと下記が主な原因かと思います。
- 【理由 ①】SIer での仕事 = ルーチンワークを求められる
- 【理由 ②】エンジニアとして = 技術的な面白さは、なにもない
- 【理由 ③】職場環境 = 古臭く、チャレンジしにくい
1つずつ見ていきますね。
【理由 ①】SIer の仕事は「わくわく」を抑制している
SIer という仕事自体が、ルーチンワークを求められているため「つまらない」と感じてしまう、というものです。
そもそも SE の仕事は、「人の能力」に依存しないでも仕事ができるような仕組みとして、仕事がルーチン化されやすいです。
つまり、誰が作ってもある程度のクオリティ のモノができて、再現性が高く、その結果、仕事の進捗を予測しやすくしてくれます。
ただ、逆に言うと、それはまったく「ワクワクしない」仕事です。
強い言葉で表現すると「社会の歯車」らしさを、かなり求められます。
大組織の仕事は、同じコトを長年にわたって繰り返す、いわゆるルーチン業務に自分の人生の時間の多くを使うことが気にならない人でないと務まらない。それが「耐えられない!」と思う人には全く向いてない。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) July 18, 2017
【理由 ②】エンジニアが花形ではないし、技術主導でもない
まず、SIer においての、花形は「マネジメント」です。
残念ながらエンジニアは花形ではありませんし、むしろ、「下」のポジションと捉えられることのほうが一般的です
そのため、「新しい技術が採用される」なんてことは稀。 過去に使った技術を再利用して、開発コストを抑えつつ、安定した開発を求められます。
SE として仕事をしていると**「技術的な面白さ」というものが存在する、ということすら知らない可能性もあります**。本当に「SE =システムエンジニア」なのか?と思ったりしてました。
エンジニアでマネージメントやらないと給与上がらないからマネージメントやるという流れが一番の問題だと思うんだよな。別にマネージャーはエンジニアの上位職ではない。
— V (@voluntas) February 10, 2019
【理由 ③】チャレンジがしにくく、古い体質の環境
SIer 業界自体がすでに古い体質のため、チャレンジしにくい環境です。
そういった環境では、ビジネス・エンジニアの両面で成長機会が少ない、というケースが多いです。
また、チャレンジングな経験が少ない=刺激の少ない仕事です。
そんな環境なので、ルーチンワークからくる「つまらなさ」に拍車がかかるわけです。
SE の「つまらない」仕事から、脱出するために
では、そんな SIer のつまらない仕事と、どう向き合うかべきか?
3つの方向性で考えてみました。
- 【案 ①】今の現場で頑張る
- 【案 ②】プライベートで頑張る
- 【案 ③】キャリアを変えて頑張る
では見ていきましょう。
【案 ①】今の現場で頑張る
SIer で SE として、今の現場で頑張る方向です。
具体的には「職場の中で、何かしらのジャンルで一番になること」を目指す方向です。
与えられている仕事とは別に、自分で目的・ゴールを決めて努力してみる形ですね。
仕事がつまらないとしても、まずは今していることで一番になることを目指そう。そうすれば、誰もあなたにつまらない仕事をさせようとは思わなくなる。ひたむきに打ち込み、能力を高めることこそが、あなたの求める自由な道につながる。自分の可能性を信じて、目の前のことに打ち込もう。
— メンタリストDaiGo (@Mentalist_DaiGo) August 10, 2016
例えば、下記のようなものですね。
- Word・Excel の使い方を完全にマスターして、例えばマクロ職人になる
- プレゼン資料を作るのは、誰にも負けないレベルになる
- エンジニアリングについて、職場で一番詳しくなる
職場・仕事内容によるところが大きいので、
「何を頑張るか?」は、自分で考えてみるのが良いかと思います。
個人的には、上流工程なら Excel などを使いこなすようになるし、下流工程ならエンジニアリングに詳しくなるよう頑張るかと思います。
【案 ②】プライベートで頑張る
プライベートで学習していくことで、キャリアや仕事のパフォーマンスを上げていき、仕事を楽しくさせていく方向です。
あまり気付かれてないけど、実は「社会人になっても勉強を続けると、人生がイージー化」しますよね。
— マナブ@バンコク (@manabubannai) November 20, 2018
ぶっちゃけ思うけど、大半の社会人は不勉強すぎるので、意識的に時間を作って勉強したら、頭1つ抜けるのは、そこまで難しくないはず。歳上の方が頭が良いとかって価値感は、かなり間違ってると思う
もし、下流工程を中心に仕事をしているなら、家でもエンジニアとしてのレベルをあげる努力をしてみる、とかです。
具体的には、技術書を読んでみたり、プログラミングスクールなどの無料の面談にとりあえず行ってみて自分のレベルを測ってみるのも手です。
もし、上流工程を中心に仕事をしているなら、今後のことを考えると資格の取得がキャリアに繋がりやすいかと思います。
IT パスポートすら持っていないなら、「勉強習慣を始めつつ成功体験を得る」という意味合いで、このレベルから始めるのがオススメです。
IT パスポートは 1 週間ほど、適当に参考書を見てれば余裕で合格できるレベルです。
そして、ステップアップとして、基本情報、応用情報などの資格にチャレンジしていく、という流れですね。
【案 ③】キャリアを変えて頑張る
「キャリアチェンジをする」というのも1つの選択肢です
自分もこの選択肢でした。
以前は金融 SE でしたが、今は Web 系のベンチャーをいろいろ見て回っています。
そして、個人的にはベンチャーの職場はどこも圧倒的に「面白い」です。
- 本気で日本・業界を変えようとしてる人達がいたり
- リモートワークで海外にいながら仕事をしてたり
- この前まで隣で仕事をしてた人が起業してたり
こんなのが日常茶飯事です。
SE からのキャリアチェンジなら、特に「Web エンジニア」へのキャリアチェンジをおすすめしています。
転職して1ヶ月だけど、マジな話、SIerで新しい技術触りたくてくすぶってる人は早くWeb系に転職した方がいい。
— gold-kou@無人化を目指すエンジニア (@gold_kou) March 10, 2019
キャリアチェンジを考えるなら、まずはエージェントに相談するところからです。
SE から Web にキャリアチェンジをするにあたり
- 「今の市場の動向は?」
- 「どういう戦略で転職を考えればよいか?」
など必要な情報を教えてくれます。
また、相談しながら、自分の考えもまとまります。
相談自体は無料ですので、まずは登録して話を聞きに行くところからオススメします。
おわりに
1つ断言できることは、何かしらアクションをしない限り、未来は何も変わらない、ということです。
そして、行動しなければ、時間が過ぎていき、選択肢の幅だけがどんどん減っていきます。
自分が本当におすすめしているのは、「何かしらの行動を取ること」だけです。
10年後にはきっと、
— sasuke (@f09c) April 15, 2015
せめて10年でいいから戻って
やり直したいと思っているのだろう。
今やり直せよ。未来を。
10年後か、20年後か、50年後から
戻ってきたんだよ、今。
この記事が、そのための、ヒントになれば幸いです。
まとめ
SIer が「つまらない」と感じるのは、SIer の仕事がそもそも「つまらない」から。
- 【理由 ①】SIer での仕事 = ルーチンワークを求められる
- 【理由 ②】エンジニアとして = 技術的な面白さは、なにもない
- 【理由 ③】職場環境 = 古臭く、チャレンジしにくい
SIer の「つまらない」仕事から、脱出する手段。
- 【案 ①】今の現場で頑張る
- 【案 ②】プライベートで頑張る
- 【案 ③】キャリアを変えて頑張る
この中からでも、少しでも興味があるものがあれば、「今」行動に移すことだけをおすすめします。