Web エンジニアの「将来性がない」は本当か
こんにちは、日本の将来に不安しか感じていない Nash です。
この記事では、「Web エンジニアは将来性がないのか?」に対して、昔 SE で今 Web エンジニアの自分が語ります。
結論ですが、「将来性がない」どころか、むしろ「超有望」です。
この理由を下記観点で説明していきます。
- 客観的なデータ的に説明
- 主観的な経験的に説明
では、見ていきます。
客観的に Web エンジニアの将来性を見てみる
まずは、データを元にしてできる限り客観的に見ていきます。
経済産業省の解答は? ← 需要があるのに、人がたりなさすぎる
平成 28 年(2016 年)のデータなので少し古いですが、経済産業省が出した公式の資料です。
この資料は、だいたい3つ流れになっています。
- ① 今、IT 人材を獲得するの、めちゃくちゃ大事だよね?
- ② なので、IT 人材の需要供給をデータ化したよ ←★
- ③ これをもとに IT 人材を確保する方策を書くよ!
この資料自体は、むしろ業界の人こそ見るべきですが、今、注目してほしいのは ② で、下記のとおりです。
「2030 年時点で、IT 系の人材が約 60 万人も不足する見込みです。」
つまり、需要はめちゃくちゃあるのに、市場にエンジニアが足りなくなるので、「超売り手市場」というものになるわけです。(というより、すでに実際になってます)
超売り手市場、つまり、エンジニアたちが有利ということで、職場環境や給与形態もエンジニアにかなり有利になります。
具体的には、下記のようなものかなー、と思います。
- 正社員なら、給与は 600 万前後なら割とすぐなる
- フリーランスなら、年間 1000 万以上もザラにいる
- フルリモートで仕事しても OK
- 週 5 より少ない勤務数でも OK
しかも、時間が経つに連れて下記のことが確約されています。
- 需要があるのに、人手不足がどんどん加速する
- 自分の経験・キャリアが伸びるので、更にキャリアップできる
「将来性がない」と思いますか?
世界時価総額ランキングから見る:IT 系が独壇場
これは平成 30 年(2018 年)の情報ですが、世界時価総額ランキングでは、上位はほぼ IT 系が独占状態になっています。
平成元年と平成30年の世界時価総額ランキング
— しおね@フリーランスエンジニア (@freelance_girls) August 2, 2019
わたしが生まれる前と後でこんなに世界が変わっていったんだよね。
すごい時代に生まれたんだな。。。 pic.twitter.com/nyqjcOWkk3
将来性の有無を考えるときに「イケてる会社はどこなのか?」を探す前に、「イケてる業界」をまずは考えるべきです。
少なくとも、世界トレンドで見ても確実に IT 系一択であることは上記のランキングからもわかるかと思います。
主観的に Web エンジニアの働き方を語る
ここまでは、データを元にしたものです。
次は、主観的に自分の経験を語っていきます。
多様な働き方やキャリア
Web エンジニアの職場だと、多様性のある働き方をしている人が周りにゴロゴロいます。
一般的なサラリーマンのように、「1つの会社に週 5 で同じ仕事を 10 年以上続けています」のほうが少なかったりします。
具体的には下記のような人たちです。
▼ キャリア的には
- エンジニア+ブロガーしてる人
- エンジニア →CTO になった人
- エンジニアしながら、起業した人
- エンジニアから、マネージャーになった人
▼ 働き方的には
- リモートで家だけで仕事してる人
- 週 2 だけのみ仕事してる人
- 海外で生活しながらリモートでエンジニアしてる人
これ、全部自分の周りにいる人達の実例です。ちなみに、「フルリモートで週 2 でたまに海外でリモートでしてる」ってのは自分です。(他の友人にもいますが)
このように、+ α をしやすいエンジニアは自分のキャリアに広がりが生まれて、将来性があると思いませんか?
転職は日常茶飯事
日本の就業形態として「終身雇用」が崩壊して、これからは「転職」が一般的になる可能性が極めて高いです。
【トヨタ社長 終身雇用難しい】https://t.co/TxZtRAzb6y
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) May 13, 2019
トヨタの豊田社長が、終身雇用の継続は難しいとの認識を示した。「なかなか終身雇用を守っていくというのは難しい局面に入ってきたのではないかと」「雇用を続けている企業にインセンティブがあまりない」。
ですが、やはりまだまだ「転職」は一般的なイベントではないかと思います。
「Web 業界では、転職が日常茶飯事で行われます。」
「Web 業界の平均勤続年数は 2~3 年くらい」だと言われているほどです。(データ見つけられなかったです。が、感覚値だと、もっと短く転職してる人が多い印象)
これは、下記のようなところが理由だと思っています。
- 年功序列ではない → Web 業界自体が「若い」ので 40 歳を超える人すら、まだ少ない。
- 「技術」は他の会社に行っても通じるので、即戦力になる
- 超売り手市場なので、技術証明ができれば、簡単に仕事が見つかる
ちなみに、自分も「今の現場をやめたら、次に自分のところに来てほしい」的な内定確定済み状態オファーが 3 つくらいあります。
終わりに
Web エンジニアの将来がないか?について、自分の考えをまとめてみました。
もし Web エンジニアに興味があれば「エージェントなどに話を聞きに行く」などのアクションを行うことをおすすめします