社会人学生1年目|働きながら放送大学で心理学を学ぶ
ども、Nashです。
この記事は、ソフトウェアエンジニアの私が放送大学に入学して心理学を学んでみてどうだったのかの振り返りの記事です。
特に今年は、職業形態としてはフリーランス→正社員と変わりつつ、かつ放送大学の1年目ということで仕事と学業のバランスがどうだったかなどを中心に振り返ってみようかなーと思います。
では、見ていきます。
はじめに
去年に北米から帰国したのですが、前からちょっと気になってた放送大学に入学して社会人大学生を始めることにしました。
この記事を書いてるのが2023-12で、まだ入学してから1年経っていませんが年末にいつも振り返りをしているのとアドベントカレンダーの関係で今振り返りの記事を書いてる次第です。
というわけで振り返りのポイントをいくつか見ていきます。
仕事、プライベート、学業のバランス
今年の振り返りとして一番の問題となるのが学業とのバランスです。というのも仕事をしながら授業を受けるわけで、ここらへんのバランスが取れるまでがちょっと大変でした。
例えば、仕事やプライベートが忙しいときに試験などが重なってしまい、中間試験や期末試験の前1週間くらいはかなりバタバタすることになってしまいました。
とはいえ、じゃあ「社会人学生は厳しいのか?」と言われるとそんなことはなくて、自分が炎上した理由はシンプルに学業をコツコツやるサイクルを回せていなかったのが原因です。
要はバランスおじさんで全て説明できるやつ
きちんと自己管理できる人なら「軽め」の授業なら5授業(10単位)くらいは1学期で取っても、まぁ大丈夫なのかなと思っていたりしています。それぞれの授業の「重さ」はネット・SNSでググれば実際に受講した人の体験談が転がってるので、そこらへんを参考にすればいいかと思います。
ただ、自分の場合は放送大学以外にも突然違うことを勉強しはじめることが多いので、そうなると放送大学の授業をキチキチに詰め込んでしまうと余白の時間がなくなってしまいます。
そういった背景もあって、最終的に単位取得の数は減らす方針にしていきました。
- 前期: 5授業(10単位)
- 後期: 2授業(4単位)
来年も、授業数は基本的に1~3個くらいにして常に余裕を持つことにする予定です。特に、放送大学とは年単位のスパンで付き合っていくことになるため途中で息切れしないこと、頑張りすぎないことを重視して進めていこうかと思います。
長期スパンなのをお金で解決
自分はすでに4年制大学を卒業しているため、その経歴を使って放送大学には3年次編入という形で入学しており、放送大学を卒業するに必要な単位取得の124単位のうちの半分の62単位をすでに取得しています。
また、3年次編入生は最大で 6年間しか在学できません(一般入学なら最大10年間在籍可能)。とはいえ、6年を超える場合は再入学金の18,000円を支払えば再入学して学生を6年間また継続できます。微妙にちょい高い金額ですが、とはいえ払えないこともない金額です。
1年間に必要な単位数
つまり、単純な目安としては「6年間で62単位」つまり「1年間で約10単位」取得していくと在籍期間を延長せずに卒業まで行けそうです。とはいえ、他にも考えるポイントはあります。
- 授業ごとの重さの違い
- 必須授業なのに人気で取れるかわからない授業
- 実際にリアルで通わないと行けない面接授業
こういったことを考えると、6年間までにすべてを終わらせるのもいいが途中で息切れしちゃいそうだなーというのが感覚としてあります。そのため、6年間を超えても再入学金を支払えば無限に延長できるので、ひとまずはこの問題は金の力で解決しちゃうか、という考えです。
こういうことが可能なので、わかってはいたけれども長期スパンで卒業を目指せられるのは放送大学のいいところだなーと感じています。
高品質の授業とは限らない
放送大学1年生の振り返りとして、授業はどんなだったかを見てみます。
これは結構な残念なケースで放送大学の授業は必ずしも全部がイケてる授業ではなかったです。とはいえ、これは個人の感想なので人によって違うかと思います、という安全線を先にちょっと張っておきますね。
授業よりそこらのブログ記事の方がわかりやすい
例えば、統計の授業とかは正直受けなくてよかったなと思っていて、というのもまずやってる内容が統計3級周りとかなり近い印象でした。
それでいて教科書を読んでも「なにいってるかわからん」となり、結局はネットでわかりやすいWebサイトを探して読んでようやく「わかりやすいなー、そういうことか」となる次第です。
こうなると、もはや教科書も授業もいらなくてわかりやすいWebサイトだけで十分ですし、試験・勉強としても統計3級を取ることを目標にしておけばよかったと後悔しています。
わかりやすいドキュメント書いてくれ
専門である心理の授業についても導入・基盤みたいな授業ですら
- この説明順番わかりにくい
- もっと細かくセクションを分割してスマートな構造にしたい
- テスト設問の選択項目に本質的な内容ではなく些末なことが入っていてテンション下がる
と感じることがちょくちょくありました。
これは自分がソフトウェアエンジニアとしてほぼ毎日のようにネットの情報を接種している関係から、高品質のコンテンツを探す力もあるし、仕事としてもドキュメンテーションを毎日していることも影響してるのかなとも思ってます。
ちなみに、他の数学系の授業を取ってる知人に話を聞いても同じ感じの体験をしている人がいて、仮説として特に数理系はこういった可能性が高いのでは、と思っています。
だが放送大学を続ける
とはいえ、すべての授業がイケてないわけではないです。
たとえば、「心理学概論」とかは教科書を読んでいてもめちゃくちゃすっと頭に入ってくるし「より良い思考の技法」とかは1回の授業動画の中で「あーたしかに」と5回位は脳内で呟いてました。
正直残念な授業についてはある程度は割り切って、それ以上に面白い授業をどう楽しむかで今後は続けていこうかと思います。
勉強面白い
新しい知識を得られる場、としての学生の面白さがあるかと思いますが、これはめちゃくちゃありました。
普段はソフトウェアエンジニアとして生活しているため、Techにまつわる情報はある程度は知っている自負があります。ですが、心理学という観点で勉強をしたことがなかったので新しい考えや歴史を知ることになって自分の知識の深みが広がったなーという感覚はありました。
とはいえ、単位数で14単位くらいなのでまだまだ浅いし、入り口にいるな、という自覚もあるのでこれからゆっくり学んで行くことにします。
〆が決まってる勉強
それと、良くも悪くも試験日などが決まってるので、それに合わせて勉強をしないといけません。よく言われるかと思いますが、内発的動機が薄かったりで勉強を進めるのが苦手な人だったりは大学の授業・試験スケジュールは勉強を行うことに強制力を持たせてくれます。
ただ、試験日とプライベート・仕事のイベントが重なったりすると、バタバタすることになるのでそこらへんはあまりよくないなーという感覚です。
とはいえ、そもそも計画的に勉強をしておけば余裕を持って試験などを受けられるのでそんなことはないんですがね。
その他
その他として、割りかし重要度の低いような内容の振り返りを書いておきます。
学生としてお勉強してるという自己満足
自己満足感はかなり高いです。
社会人学生をしています、という自己紹介が多くなったのと、少なくとも仕事をしながら薄い時間でサイドプロジェクト的にこういうことをしているため、メインの例えば仕事以外にもやることを詰め込んでいるのは精神安定としてよかったです。
学生のコネクション
学友だったり先生だったりのコネクションができる、という観点での学生=面白いがあるかと思います。が、放送大学は通信制でオンラインでほぼ完結しているため、こういった機会はまったくなかったです。
サークルみたいなのもあるかなーと思いましたが、それ以前にそういうことにかける時間がなさそうということでほぼ調べていません。もしかしたらあったのかな?
とはいえ、今後は面接授業を受けることになりますので、そのときに知り合いができるのかも、と思っていたりいなかったり。まぁそのときに実際はどうなるかに持ち越ししますね。
学割
学割でお得に買物ができたりします。
今年度は高い買い物をしてたりしてて、それに学割が効いたので2-3万くらいは安くなってます。
とはいえ、学費など支払ってる金額のほうが高いのでこれはおまけくらいだし、そもそも毎年こんな学割が効く大きな出費がなくて今年はたまたま、という感じでした。
おわりに
振り返りを書き始めたら、とっ散らかってしまいましたがとりあえず思いついたことは列挙できたかなーと思います。
とりあえず、今年度は無事終わりそうで来年も引き続き授業は継続して受ける予定なのでまた来年に振り返りをしていこうかなと思います。