user
Shun Namiki

Freelance full-stack Endigneer @ Shibuya, Japan

Published on Jan-21st, 2019 ( 7 min read )

AmazonトップレビュワーなVineユーザを目指さなかった話

結論だけ先に書いておくと、Amazonというプラットフォームがイケてない+旨味がすくないのが理由。

[はじめに]Amazonレビュワーについて調べ始めるまで

仕事が一段落ついた。

終わったタイミングが深夜だったのもありエンジニア色とは違うことをしたいなーと思っていたところで、Amazonでiphoneケースを購入しようと調べていた。

ここでふとAmazonレビューに目がいく。

「あれ?なんか感想文レベルの投稿が多くないか?」

と気づき始める。

最近、もっぱらTwitterのマーケティング系の記事をいろいろと読んでいたので、完全に目が肥えてしまっているわけだ。

「Amazonのレビューなら簡単にバズれるのでは?」

と思いはじめる。

深夜だったのもあり謎のテンションでAmazonレビューの制度についてめちゃくちゃ調べた。

[公式規約]Amazonカスタマーレビューに対する規約のまとめ

まずはAmazon.co.jp ヘルプ: カスタマーレビューなどを読んだ。概要をピックアップしたので、箇条書きでまとめ。<2019/01/21時点>

レビューの基本について

  • 画像/動画のアップロード可能(Amazonで購入している場合のみ)
  • 編集/削除はいつでも可能。
  • Amazonで購入していない商品は1週間で5件までレビュー可能。

Amazonレビューを上でNGなこと

  • NG:基本方針として「販促」目的のレビューはNG

  • NG:「金銭」を受け取ってのレビューはNG。

  • NG:商品に対しての「その商品の関係者」が投稿するのはNG。レビュー中に明記しててもNG。

  • NG:返金前提でレビューすることはNG。

  • NG:相互レビューをすることはNG(レビューするから、あなたもレビューして、ってやつ)

  • NG:「出品者」に対する評価はNG。(別のフォームがある)

  • NG:「配送・包装」に対する評価はNG。(別のフォームがある)

  • NG:「XX円で別のYYで購入しました」などはNG。

  • NG:レビュー内にAmazon以外の外部ドメインへのURLなどはNG。

  • NG:同居人による複数レビュー投稿はNG。

  • NG:本とAmazon公式以外で「商品を無料で渡すor割引なのでレビュー投稿してほしい」というのはNG。

Amazonレビューを上でOKなこと

  • OK:Amazonで購入してなくてもOK
  • OK:商品自体ではなく、そのコミュニティに関する内容なら記述OK。
  • OK:「XX円にしては〜です。」はOK。価格に対する商品の価値の感想なので。
  • OK:別Amazon商品へのリンクはOK。

Amazonの運営の指針について

  • 良い悪い関係なく「おすすめ度」「商品の理解」をユーザに届けることを目的。
  • 運営にてコメントを削除されてもカスタマーサービスに連絡すれば再調査してもらえる。
  • 商品単位:Amazonで購入してないレビューを短期に多数投稿するとその商品のレビューには「Amazon.co.jpで購入済み」ラベルが導入される。

いろいろ見てる中で、「レビュワーのランキング制度」があることが出てきたので見てみた。

[公式指針]Amazonレビューのランキング・アルゴリズムは明示されていないが指針は明示されている

Amazonの商品レビューを行っている人たちに対してもランキングが存在する。

そして、レビュワーのランキングを上位にする心得として

ここらへんに公式として書かれている。

概要は下記の通り。

  • 「消費者の助けになること」を基礎指針として、「ユーザーからのいいねの投票」が大事。

  • 「役に立たないレビューを多くしても意味がない。」と「とにかくたくさん活動しろ」と書かれてる。(どっちだよ)

  • 時期的に直近のレビューがランクに大きく影響を与える。このアルゴリズムで新規参入者も有利になる。

  • 事実を書け。特に体験を中心にすると良い。

これでだいたいのルールはわかった。

次は実際にレビューしている人たちをチェックしてみる。

[傾向調査1]Amazonトップカスタマーレビュワーから傾向を見る

Amazon の トップカスタマーレビュワーのページがAmazonにて提供されている。

ここから上位陣のレビュー内容などを見て傾向を考える。あくまで傾向。

  • Amazon運営の能力が低い可能性が高い

    プロフィールをご覧下さい」さんは数少ない殿堂入りなのに、Amazonの運営のひどさから嫌気が差してやめてる。他にも殿堂入り・上位ランクメンバーのプロフィールで運営に対する批判が書かれているケースが多い。

    ぐぐっても全体的にネガティブな意見が多かった。ただ、今日時点だと運営のレベルが変わっている可能性もある。

    そのため、運営ミスで垢バンされる可能性がある覚悟をもってやるくらいの心持ちで良いかもしれない。

  • 数字の傾向評価

    「レビュー数」「参考になった投票」が多くても下位にいるケースもある。 そのため「時期感」はかなり重要そう。

    また、だいたい10,000位より上位ランクは「いいね」数が100+は必須みたい。

    それと、トップ10でもvineになっていない人も結構いる。 あえてなっていないのか辞退しているかは不明。

トップ層の中でVineユーザという単語が出てきたのでVineについて調べた。

[AmazonVineユーザとは?]レビューする代わりタダでモノを貰える

規約にある通り

NG:本とAmazon公式以外で「商品を無料で渡すor割引なのでレビュー投稿してほしい」というのはNG。

つまり「iPhoneケースをタダで送るのでレビューしてよ」というやり取りはNGだ。 だが、Amazon公式はその限りではない。

Amazon公式にて、Vineユーザという制度がある。 Vineユーザになると「特定の商品を無料でもらう代わりにレビューを行う」という権利を得られる。 そして、Vineユーザは招待制で一部のトップレビューのユーザのみが昇格できる。

Amazon Vineユーザ制度はマネタイズが崩壊している可能性が高い

だが、ここのマネタイズが現状では完全に崩壊している可能性が高い。 「Vineユーザは妬みの対象になる」「Vineで購入していることがわかる」という点が問題だ。

そもそも、なぜ妬みの対象になるのか? それは「無料で商品をもらえている人」というだけで憎悪の対象になるわけだ。 そんな人がレビューをしたところで「いいね」がつく可能性が低い。

商品を売り出す企業はVineを使った結果

  • ①AmazonにVine利用料・手数料を払う

  • ②Vineユーザに商品を無償で送る

  • ③大量の「Bad」評価がついたVineユーザのレビューが生まれる

こういう未来が生まれるわけだ。

ネガティブな感情が発信源になってこの仕組み生まれてしまっている以上、現状ではこのサービスは残念ながらグロースする見込みが薄い。

マネタイズする道はない。 絶望を覚え始めてきたあたりで、希望を探しにいろいろぐぐった。

[傾向調査2]2019年時点のAmazonレビュー欄の状況

  • ステマ・サクラが横行している

    噂通りかなりの数が横行している模様。確かに自分もiPhoneのケース買うとき評価に違和感があるものがそれなりにあった。

    ただ、怖いのはもはや今のサクラはサクラだと見抜けられないレベルが多々あるということ。その証拠に今までもトップレビュワーになったユーザでも定期的に垢バンされていることが見られているとかなんとか。

    残念ながらビジネスモデル上、口コミ数が売上に直結する上、Amazonの仕組みで問題の解決が図れない以上、今後もこの流れは変わらないと思う。

    自分はまったくやる気はないが、どこかでテコ入れされる際に巻き込まれて垢バンされたりする可能性もあることは念頭に入れておいたほうが良い。

  • そもそもAmazonのレビューが機能しなくなっている

    Amazonのスパムレビュー対策がうまくいかない理由 | ライフハッカー[日本版]より、世界的に見てもAmazonのレビューが機能不全を起こしている事象は発生している模様。

パンドラの蓋を開けたが絶望しか無かった気分。

最後に、HackとKnowledgeをぐぐったのでまとめた。

[Tips]Amazonレビューに対するHackとKnowledge

効率性を考えた抜け穴的なのがHack。

経験則などから導き出される技的なのがKnowledge。

ここまで、調査と推察。最後に所感。

[思案]Amazonレビュワーという選択は戦略レベルでの失敗

「商品のレビュー」というコンテンツはすでに定まっている。

なのであとは、「どのプラットフォームにどの媒体でリーチさせてマネタイズしていくか?」という問題になってくる。

  • 【プラットフォーム】運営の不備が目立つ+ステマ・サクラだらけのAmazonレビュー欄。

  • 【メディア】テキストを中心にリーチ。

  • 【マネタイズ】Vineがあるがマネタイズモデルが崩壊していて絶望的。

というのがここまでのまとめ。

もはや、「いいね数」を集めるハックとか、そういう小手先の戦術レベルを遥かに超えて戦略レベルでの敗退が決まっているように感じる。

つまり、今の状況からAmazonレビュワーという選択は戦略レベルでの失敗だと思う。

趣味としてやる、ならまぁいいがAmazon運営がイケてない説をよく見るので、その中で進めるとストレスが大きいと思う。 具体例では、Amazonにレビューを消された話も散見されていた。

まとめ

Amazonのレビューを始めようと思った内なるキッカケの1つにSNSの影響力を高めたいと思たところがある。

結局、始めなかったがそれでもこれだけ色々と調査をしたので、この手のジャンルについても知識として溜まったので良かった。

これを機に、他のプラットフォーム・ジャンルでSNSの影響力を高められるようなものを引き続き探してみようと思う。

arrow_back

Previous

退職エントリ

Next

周りを巻き込む施策をベンチャーで4つほどやった結果の知見
arrow_forward