Linkedin スキルテストを 10 個受けた結果のまとめ【2020 年】

こんにちは、Nash です。

この記事は「Linkedin のスキルテストを受けてみた結果わかったことについてまとめた記事」です。

先に結論ですが、準備してテストに望めばそこまで難しくないし、テストというよりもクイズ感覚で楽しいのでおすすめです。

では、見ていきましょう。

Linkedin のスキルテストって何?

各スキルごとに Web 上の Linkedin 画面にて簡単なテストを受けられます。

特徴について箇条書きで列挙しますね(2020-5 時点)

  • 言語は英語のみ(日本語ではない)
  • 1つのスキルテストにて 15~20 問くらい
  • すべて4択の選択質問
  • 正解率が 70%を超えれば合格。

合格のメリットは?

スキル証明がされてリクルートされやすくなるようです。

合格すると、「合格者の称号」のバッジを Linkedin に貼れます。

ただ、そのバッジの有効期限は 12 ヶ月です。なので、有効期限が切れたら再テストが必要にはなるようです。

不合格のデメリットは?

ほぼ無いです。

まず不合格していることは第3者にわからないようになっています。また、3 ヶ月まてば再受験も可能になります。

ひとまずトライしてみて不合格だったら、「だめだったかー。でも、問題の傾向とかわかったかな」みたいな感じです。

どんなスキルのテストがあるの?

基本的に IT 系のスキルテストが多いです。

  • HTML、CSS、PHP などの Web エンジニア系
  • Adobe などのデザイナー系
  • iMovie、Google Analytics など色々。。。

というわけで、Web エンジニアの自分も HTML,CSS など実際に 10 個ほどスキルテストを受験してみました。

実際に受けてみた

結果ですが、10 個のスキルテストを受けて、合格したのは 9 個でした。(1 個不合格なのが悔しいですね。。。)

受験してわかったことについてまとめてみます。

(エンジニアじゃない人は、ここの章は読み飛ばしてもらえればです

1)HTML

  • 受験日:2020-05-03

  • 難易度:簡単

  • 結果:合格

大抵はタグの使い方の質問。仮にタグを知らなくてもググればだいたい一瞬でわかる。「こんな新しいタグあったのか」みたいな質問もいくつかあったので面白かった。

2)React

  • 受験日:2020-05-04

  • 難易度:簡単〜普通

  • 結果:合格

自分が仕事で React を使ってるからかもしれないけど、そこまで難しくなかった。ただ、古い書き方しか知らないとわからないところも多そう。useEffect は 2020 年の React でのデファクト・スタンダードな書き方なので質問に出てくるのは理解できるけど、Suspense/fallbback まで質問に出てきたのは、さすがに新しい知識すぎないかな。。。

全体的に質問をググりやすいので、意外と知識不足でもその場でどうにかなるかも。

3)Rails

  • 受験日:2020-05-05

  • 難易度:普通〜難しい

  • 結果:合格

Rails 自体の技術領域の範囲が広いので、意外と知らない機能とかも出てきて焦る。

特に今どきの Rails の使い方だとテンプレートエンジンなどの View レイヤーは使わないでただの API サーバーだけに使うと思う。なので、PipelineAsset とか erb とかの質問をされてもツライ。その上、そこらへんの質問を多く感じた。けど、たぶん詰まることが多かったからかも。

4)Git

  • 受験日:2020-05-06

  • 難易度:かなり難しい

  • 結果:合格

まず、プログラミング言語じゃないので QA が英文かつ長い。とはいえ、他のスキルよりも少し長いくらいなので、まぁどうにかなる。

ただ、機能的にもマイナーな機能も出てきて、「こんなコマンドあるんかwww」みたいなのも出てくる。

そもそも、git の説明って難しいので日本語でも文章の説明だけを見ても「よくわからん、、、」ってなることも多いので、そういう意味でも難しい。

最後の質問を解いてるときに「正直、絶対落ちたわ、これ、、、」と思ったけど意外と受かってた。

5)JavaScript

  • 受験日:2020-05-07

  • 難易度:普通〜難しい

  • 結果:合格

めちゃくちゃ簡単な質問が 2~3 個あるけど、他の質問はクセがありすぎて難しい。2020 年の JavaScript では使われないだろう prototype とか、カオスな変数のスコープ範囲をどこまで理解してるかの質問、とかとか。

あと突然、「関数型とは?」みたいな質問も出てきて戸惑う。世の中の流れ的に関数型のパラダイムの理解は必須だけど、JavaScirpt のテストとして聞くものじゃないよな。どちらかというと、React で聞いてくれよ。

6)MySQL

  • 受験日:2020-05-08

  • 難易度:普通〜難しい

  • 結果:合格

これも git と同じ感じでやや長文英語+概念的な説明が多いので少し難しい。

ただ、素直で良い質問が多い印象だった。

具体的な所感としては、わからない問題は素直に知識不足でわからない、と思うし、わかる問題は迷うことなく正解してる自覚を持てる問題が多い印象だった。

7)OOP

  • 受験日:2020-05-09

  • 難易度:簡単〜難しい

  • 結果:不合格

はじめての不合格、、、理由は単純に知識不足だなー、という自覚がある感触のテストだった。

聞かれる内容は、GoF のパターン・OOP の基礎的な質問といった感じ。なので、変に凝った悪問はほぼ無い印象。OOP についてきちんと理解してれば、たぶん簡単に解けるんじゃないかな。なので、このテストをパスできないのは単純に知識・理解不足だと思う。

強いて言えば、英語だと用語の意味がわからないところがあって、ググったり翻訳しても、この単語ってどういう意味だ?みたいになることもあるかも。けど、それを含めても用語レベルできちんと理解してないのが原因ですね。

8)PHP

  • 受験日:2020-05-10

  • 難易度:簡単

  • 結果:合格

久しぶりの PHP だから不安だったけど、ほぼ苦戦することなく解けた。1~2 年のブランクがあっても、この手応えなので簡単だと思う。

PHP 特有の関数や予約後の変数などの QA もあれば、MVC の質問などもあって初心者 Web エンジニア向けの QA という形でバランスがすごい良い印象だった。

ただ、MVC って別に PHP の項目で聞く質問じゃないよな。

9)Python

  • 受験日:2020-05-11

  • 難易度:簡単〜普通

  • 結果:合格

仕事・プライベートでも Python 使うことはほぼ無いけど、なんとなくテスト受けてみたら合格した。

コード系と、クラス周りの質問が多い印象。特徴的なのは、クイックソートやリストの末尾への挿入のオーダー時間など、アルゴリズム系や計算量系なども出てくる。

10)CSS

  • 受験日:2020-05-12

  • 難易度:簡単〜普通

  • 結果:合格

フロントで仕事をしてるときに CSS ももちろん使うのでそこまで難しくはなかった。とはいえ、バックエンド上がりのエンジニアあるあるですが、自分も例にもれず CSS は苦手ですが。。。

他のスキルと違ってコードでの QA が多く、記述の QA では block と inline の違いについての観点が多い印象。

受験した所感

「X のスキルテストなのに、Y を聞くなよ」みたいな問題が多いのが全体として気になりましたね。 そういうのは 1 つにまとめて「Web エンジニアの一般教養」みたいなスキルテストにしてほしいです。

全体的に、「テストというかクイズ」という感覚で楽しく受けられます。 英文もそこまで難しくもないですが、意外と知らない知識なども出てきてテンパりますが、それも楽しく良い学びでした。

とはいえ、受験するからにはきちんと合格したいですよね。なので、テストを合格するために大事なアクションについてまとめてみました

合格するための準備・行動

ポイントは、大きく2つに分けられるかと思います。

  • 1)準備(事前
  • 2)解き方(テスト中

それぞれ見ていきます。

準備:YouTube で問題を見てみる

YouTube で Linkedin のスキルテストを実際に受けている人の動画がいくつかあがっています。

これでどんな感じの質問が出るのか、1問にどれくらい時間をかければよいか、などを知れるかと思います。

あと、質問内容も知れちゃいます。割と問題が使い回されてるので、そこで見た質問が問われることもあります。

テスト中:DevTool で問題文をフォーカス

DevTool 経由なら問題文のコピーができるので、これを使うことをおすすめします。

Linkedin 側の制御で問題文のコピペが出来ないです。その回避として、DevTool 経由で DOM にアクセスすれば、文章をコピーできます。

Google 翻訳、Google 検索にかけたいときに必須です。

テスト中:翻訳、Google 検索して調べる

とにかく調べましょう。

少しでも英文の意味に不安を感じるなら、Google 翻訳にブチ込んで確認しておくのが良いかと思います。また、問題内容についても別タブでググって調べましょう。

1問あたりの時間が結構長いので、翻訳・Google 検索して確認する時間は十分にあります。

テスト中:REPL で確認する

コード系の QA は手元で実際に確認しましょう。

「下記のコードのうち期待する動作をするのは4つのうちどれか?」みたいな問題が出てくることがあるので、REPL などとにかく手元で動作できる環境を用意しておくことをおすすめします。

所感

「1 日 1 個のスキルテスト」で夜の寝る前にルーチンでしばらく解いてみました。

感想としては、何度も書いてますが「テストというよりもクイズ」です。

自分の知っている領域の問題を楽しく英語で解けるので、興味のある人は試しに受けてみることをおすすめします。(もし Web 系エンジニアなら、とりあえず HTML あたりがおすすめ)

参考文献