【まとめ】日本をぶち上げる iNTERFACE SHIFT2018 | エンジニア目線のキャリア戦略の学び

縁があってiNTERFACE SHIFT 2018 | 日本をぶち上げるに行ってきたので、そのまとめ。(各位、敬称略)

全カンファレンスの内容を1つずつ見ていくと記事ボリュームが結構あるので、

  • 各セッション毎の「まとめ」
  • 「総括まとめ」
  • 「エンジニアとしてのキャリア戦略の学び」

のみをピックアップして読んでも大事なところは確認できるかと思う。

⭐️ イントロ (清水 正大)

🔈SPEAKER

  • 清水 正大 | 株式会社 ZEALS | 代表取締役

💬SESSION

  • 2030 年問題  →  現在の経済に比べて50%に低下
  • 仕事に対する熱意 = 世界的に最下位 = 6%しかない
  • 3Action を期待する
    • 熱狂できない仕事から人々を解放する
    • わくわくする新たな産業を創造する
    • 所属(企業)の壁を超えてテクノロジーに熱狂する
  • ZEALS
    • リアル店舗を対話型 AI による無人店舗化していく

📝 まとめ

  • 今回のカンファレンスに対する熱い想いが伝わってくるプレゼンだった。
  • 「解放 → 創造 → 熱狂」という流れを元に「日本をぶちあげる」というミッションを進めていきたいということだった。現状の日本の状況に対して危機意識を感じている人は周りを見渡しても少なく感じるだけに「この問題にどう向き合うか?」という課題に正面からぶつかっていく姿勢は素敵だと思う。
  • 現状の日本の状況に対する自分の対応は「日本をぶちあげる」ではなく「海外でも生きていけるようにする」と考えているため問題に対する対応方針は大きく異なるが問題に対する分析の仕方や対応方針の考え方などは気付きや学びがあった。

🔑KEYNOTE (清水 正大 | 留目 真伸 | 出井 伸之 | 斎藤 祐馬)

🔈SPEAKER

  • 清水 正大 | 株式会社 ZEALS | 代表取締役
  • 留目 真伸 | 株式会社資生堂 / 株式会社 HIZZLE 株式会社資生堂チーフストラテジーオフィサー / 株式会社 HIZZLE ファウンダー&代表取締役社長兼 CEO
  • 出井 伸之 | クオンタムリープ株式会社クオンタムリープ株式会社代表取締役ファウンダー&CEO / 元ソニー会長兼グループ CEO
  • 斎藤 祐馬 | デロイト トーマツベンチャーサポート株式会社事業統括本部長

💬SESSION

  • 各世代から見た日本の課題
    • 出井 | ベンチャーを助けるための支援を行う基盤がなさすぎる。成長資金が少ない。例えば銀行からの借り入れもできない。社会のコントロールを国営企業が行いすぎている。
    • 留目 | ベンチャーの成長に伴い企業理念の消失。大企業や社会人経験の深い人がベンチャーの人々を導いていない。
    • 清水 | 仕事に熱狂している人が少なすぎる。世界に視点を見ると日本外だと人々の熱量が大きい人が多く感じる。
  • 日本の産業について
    • 清水 | 奴隷解放をキーワードに皆をしがらみから放っていきたい。
    • 出井 | 法律による縛りが強い。日本文化として大企業病が根強く残っている。
  • 日本を具体的にどう変えていくか
    • 清水 | 「人」に頼ったビジネスモデルは破綻しており店が潰れている現状がある。いつまで企業は人に頼ったビジネスモデルにすがるのか、また個人も企業に依存していてはいけない。企業の枠を超えて個の時代になっている。また、0→1 で進めている企業に対して人が足りてないのでそこに飛び込んでいくべき。
    • 出井 | アジアに視点を向けてそこをベースに成長をしていく方針を立てていくことを考えている。
    • 留目 | チャレンジンなトライをしても評価されない企業文化や日本経済が現状の問題の1つだと感じる。
  • メッセージ
    • 出井 | 自分が何者なのかを見極めるべき。桃太郎で言うところの犬・猿・雉・桃太郎などロールが数多にあるが、自分は何者なのか。それを考えて動いてほしい。
    • 留目 | 今ある仕事は無くなっていく。新たに事業を作っていく、という視点を持ちながら熱いパッションを持っていてほしい。
    • 清水 | すべては 1 人ではできない。ともに歩んでいきたい。

📝 まとめ

  • 各スピーカーによって個々の思想が強く異なる分、その思想を元にした回答となっており色が出ていて楽しめた。
  • 具体的に「アジアを足がかりにグローバルに進むべき」「日本をぶちあげる、をキーワードに変革を進める」などの対応の違いに対しては良し悪しではなく様々な方法論や思想に触れることで自分自身が進めたい方向を改めて考えさせるよいキッカケ・題材になった。

💡XR(VR/AR/MR) (國光 宏尚| 大坂 武史 | 加藤 直人 | 弘中 寛太)

🔈SPEAKER

  • 國光 宏尚 | 株式会社 gumi | 代表取締役会長
  • 大坂 武史 | Activ8 株式会社 | Founder / CEO
  • 加藤 直人 | クラスター株式会社 | 代表取締役
  • 弘中 寛太 | フォースタートアップス株式会社 | ヒューマンキャピタリスト

💬SESSION

  • なぜ VR
    • 大坂 | すでに IP 所持している企業をひっくり返していくのが厳しい。新たな産業として VR という市場を目につけた。
    • 加藤 | 引きこもりを加速する、という理念を元に進めてる。
    • 國光 | XR が世界を牽引していくと思っている。Apple あたりが 2020 年頃に出すと思う。
  • どうリアルに溶け込んでいくのか
    • 加藤 | スマホもガラケーからの機種変更のタイミングで変更されていった。VR にもメリットがあるので既存の内容が徐々に置き換わっていく。
    • 國光 | OculusQuest が来年 2019 年の 5 月にリリースされて、ここが1つのターニングポイントになると思う。また、既存のものからの置換という観点では、XR はゲームなどのエンタメデバイスからの置換が行われるのではないかと強く見ている。普及のキーについては、キラーコンテンツ次第だが、日本勝つんじゃないかと思う。なぜなら、キラーコンテンツを生み出す土壌が欧米にはゲームしかない。日本にはエロ・ゲーム・VTuber と多種のコンテンツという広さがある
  • フリートーク 〜VR コンサートについて〜
    • 國光 | 体験することが大事なので、VR コンサートなどは公開していってほしい。
    • 加藤 | 音楽は世代・言語を超えていける。
  • メッセージ(その1)
    • 大坂 | 日本という国柄・文化としてデフォルメを行うことが得意だと思う。日本のエンタメは市場としても良い文化だと思う。
    • 加藤 | ウォールマートやスポートなどでもすでに海外でも利用が始まってきている。特に「訓練」に対する活用領域が広い。
    • 國光 | イノベーションとは「すでにあるものを新しいもので圧倒的に凌駕していくこと」だと考える。スマホの普及時でもリアル・PC をスマホに置き換えているだけだった。ただ、今の時点でスマホはすで市場として成熟している。今後 10 年は XR による技術的な変革が生まれるのでその時期はチャレンジを行うにはものすごく良い時期だと考える。
  • メッセージ(その2)
    • 國光 | リアルでない自分になりたいかどうか。リアルな自分なアイデンティティとコミュニティと繋がりすぎているから SNS はしんどい。日本が多神教やモノに対して神が宿る、という思想・文化も良い土壌。Twitter でもすでに海外では廃れているが日本でまだ普及している理由としてサブ垢として異なる自分・コミュニティでの活動が行えるからだと思う、
    • 加藤 | バーチャルキャラクターという IP は日本が輸出国になれるような可能性が大きくある。プラットフォームとして

📝 まとめ

  • XR というジャンルにおける将来性を大きく感じさせてくれる内容だった
  • 日本文化的にもバーチャルな自分を生み出すことに違和感がない文化的土壌とキラーデバイスの登場によってスマホの代替として塗り替わっていく未来は心躍るものである。
  • 自分としても XR デバイスがスマホの代替になるためその手の会社・技術へのジョインをいろいろ試していたが時期的にアーリーアダプター過ぎたところもある。そのため、キラーコンテンツについて言及されていたがスマホの代替という観点では大事なのはキラーデバイスの登場だとも思うので、そこのアンテナは常に張っているべきだと思う。

💡FINTECH & BLOCKCHAIN (佐藤 裕介 | 福島 良典 | 大日方 祐介 | 平野 淳也)

🔈SPEAKER

  • 佐藤 裕介 | hey 株式会社 / 株式会社フリークアウト・ホールディングス
  • 福島 良典 | 株式会社 Gunosy / 株式会社 LayerX
  • 大日方 祐介 | CryptoAge | ファウンダー
  • 平野 淳也 | 株式会社 HashHub | 共同創業者&COO

💬SESSION

  • BlockChain(以後 BC)の嘘と本当
    • 福島 | 「コストが下がる」という観点で勘違いしている人が多い。分散データベースと比較してコストが下がると思っているが、分散 DB とは異なり、すべてのノードに同一のデータが保存されている。そのため、むしろ金額や労力のコストは下がらないケースもある。「信用コスト」という考えが大事。
    • 佐藤 | 「信用」を担保するための仕組みとして、BC は使われていくのではないかと思う。今までの方法では信用性を確認するために労力・価格的なコストがかかるが、BC では低労力・低価格のコストで高信用の担保を取れる可能性を持っている。例えば銀行からの借り入れなどについても今までは高コストで銀行としてもビジネスにならなかった範囲も BC 技術を使うことで信用性を担保することで低コストでリターンを得られる可能性が生まれる。
  • BC 普及後の 10 年後はどうなると思うか
    • 佐藤 | 中央集権では最初にデファクトになるために様々な恩恵をユーザやディベロッパーが得るが引き換えに税の徴収や個人情報の提供などが課せられてくる。分散プラットフォームでは異なるインセンティブ・リターンによってビジネスモデルが構築されるケースが多いので、中央集権的な仕組みにならないのではないかと期待している。
    • 福島 | 日本という枠組みがなくなっていくと考えている。物理距離や信頼を担保にしない取引が生まれていき最終的に国の線引がなくなっていく。
    • 大日 | 現状の日本として外国人が住むには住みにくい国だが BC 技術により実装されたプロダクトにてそこを変えていきたい。また、日本というマーケット自体も世界的に注目されているので期待している。
  • メッセージ
    • 大日 | 現状の黎明期の BC なので一任者としてガンガン進めていきたい
    • 平野 | 知名度が上がっては来ているがそれでも圧倒的なアーリーアダプターな状況なので先行者利益を狙って進めてほしい。
    • 福島 | 今 BC でビジネスをしている人が全て全負けの赤字状態になっている。だからこそ、黒を出せるサービスを考えついたら GAFA クラスの領域になりえる世界なので、ぜひ挑戦してほしい。
    • 佐藤 | BC 界隈も1つのフェーズを終えた段階なのでこれからの流れに乗っていくチャンスはあるのでぜひ。

📝 まとめ

  • 現在の BC はフェーズとして黎明期から落ち着いたタイミングの模様。ただ、そこで出てきた BC 界隈共通の課題として「BC 技術をビジネスにしていく厳しさ」があるようだ。
  • BC 系のスライドや資料をいろいろ読んでも現状でも BC 技術は研究・調査・試みという観点でサービス・プロダクト化しているケースが多く感じていたが、今回の SPEAKER の発言からもその観点は誤りでは無いようである。
  • 先行者利益を享受したい気持ちはあるが現状はビジネスにならない可能性という致命的な課題がある分、個人的にはエンジニアとしては BC 技術がビジネスに結びつき伸びしろが確定してから、この技術に対して学習を行うかの検討を行う方針。

💡CAREER(源田 泰之| 唐澤 俊輔 | 志水 雄一郎 | 寺田 輝之)

🔈SPEAKER

  • 源田 泰之 | ソフトバンク株式会社
  • 唐澤 俊輔 | 株式会社メルカリ
  • 志水 雄一郎 | フォースタートアップス株式会社
  • 寺田 輝之 | エン・ジャパン株式会社

💬SESSION

  • イントロ
    • 唐澤 | メルカリでは 1 年で倍くらいにメンバーを増えている。AI エンジニア以外でも AI 系のタスクに携わっていこうというスタンスで進めている。
    • 志水 | 今の大学では様々な視点や価値観を得ることができない。また、AI というバズワードで簡単に市場価値が上がる現状があるので、飛び込むのも良いと思う。
    • 源田 | 別にベンチャーだろうが公務員だろうが起業家だろうか関係なく、「何をしたいか」をベースに企業や就職を進めていってほしいと思う
  • AI 時代に求められる人材はどんな人材か
    • 唐澤 | AI を「作る側」「使う側」「使われる側」の3つに分かれていくと思う。別に「使われる側」が悪いわけではない。また、AI が仕事を奪うのではなく代わりに行ってくれる。その分、生産性が上がり、お金を生み出してくれて、お金の価値が下がる。そのため、最終的に一人の個人として「何をしたいか」「どういきたいか」が大事な価値観になっていくと思う。
    • 志水 | 「場」によって優秀の有無は変わってくる。そのため「優秀」という絶対的な基準はなく、「その場」にとっての最適な人材が存在するだけだと思う。
    • 源田 | テックへの興味、変化に対する許容性、個として何をしたいかという想いを持っているか、という観点が大事だと思う。
  • グローバルに共通するスキルとはなにか
    • 源田 | 価値観をトップダウンではなく様々な側面から引き出すファシリテート型のリーダシップは大事だと思う。まずは多様なものを受け入れて信じるところから始めるのが大事。
    • 唐澤 | ベースの論理思考や速度感や実現力などは必要。客観的に多面的に物事を捉えられる力は大事。また、バイアスをかけて人に型をはめていくスタイルは良くない。最終的には今までの経験をどれだけしてきたかに依存していくように思う。
    • 志水 | 学ぶ力。0から1を生み出すのは難しく、過去の歴史からどれだけ学んでいくかや、どれだけ学ぼうという姿勢と行動を行ってきたか。
  • メッセージ〜日本をぶちあげる人材になるため〜
    • 志水 | 日本が世界的な成功を収められない要因として挑戦していく人が少ないのが原因だと思うので積極的にチャレンジしてほしい。
    • 唐澤 | すでに人工は減少しているため昨年と同じことをしても尻すぼみする、という認識がある。そのため変化を恐れない行動が大事だと思う。
    • 源田 | 内政と対話によるサイクルで成長を進めていってほしい。

📝 まとめ

  • 「自分は何がしたいか」の価値観とその価値観を元にした主体性が何よりも大事、という観点が今回のセッションの SPEAKER 全体の発言から感じた。また、経験主義として様々なチャンレジを積極的に行うことも推奨していた。「主体性」「経験主義」「多様性の重要性」など昨今、一般的に大事と謳われるような内容ではあるが、SPEAKER の体験談などをベースにした説明だったので楽しく聞けた。
  • 「人工は減少しているため昨年と同じことをしても尻すぼみしていくだけ」という考えは今までにない観点だったので新たな視点を得られた。

💡AI (岡田 陽介 | 米倉 千貴 | 森 正弥 | 平野 未来)

🔈SPEAKER

  • 岡田 陽介 | 株式会社 ABEJA | 代表取締役社長
  • 米倉 千貴 | 株式会社オルツ | 代表取締役 CEO
  • 森 正弥 | 楽天株式会社 | 執行役員 / 楽天技術研究所代表 / 楽天生命技術ラボ所長
  • 平野 未来 | 株式会社シナモン | 代表取締役

💬SESSION

  • 海外展開の中で感じること
    • 森 | インドの AI エンジニアについて世代・レベルの層が暑く広い。ヨーロッパ圏では日本側へのマンガ文化への一種の憧れがある。日本以外は世界的に AI 関連の人材の年収が跳ね上がっている背景がある。
    • 岡田 | シリコンバレーで会社をスタートしたかったがビザの問題で断念し、日本でスタートした背景を持つが、日本はやはりガラパゴスの壁があり、言語の壁がつらくなる。今はヨーロッパに事業を立ち上げてグローバル展開を始めている。外部からの視点で逆に日本という土地柄のメリットや面白さはあり、アメリカ圏ではできない点として土地が狭いため物理距離の近さから様々なユースケースを直接肌で触ることができる距離感があるのは1つのメリットとして認識してる。
    • 米倉 | 自宅の名古屋から企業してイグジットとして今の会社を立ち上げている。
  • 海外との戦いかた
    • 岡田 | 仲良くする戦略を取っている。ガチンコ勝負は厳しいのでスキマを狙うべきだが、メインストリームを進めたいから棲み分けをしつつ巨人とも仲良く進めている。GAFA にも現場レベルでは小回りと柔軟性の観点では勝てる面もある。
    • 米倉 | 中央集権的なデータ統合をしないことで GAFA との差別化を図っている。
    • 森 | GAFA などは市場が広い分、日本語のみにフォーカスした音声解析などでは勝っており、ドメインやデータを絞れば勝機はある。また、今までは「データ量が重要だった」がそれがすべてではないことがわかってきており、今の主流として「AI ネットワークを戦わせる」ことになっている。そのため、むしろ、様々なデータの種類をたくさん持っていることが大事となる。(オーグメンテーション → データを擬似増幅させる)
  • フリートーク
    • 森 | サジェストされる商品について今までは各ユーザ分析をもとに行われていたが、今始まってきているのが、その場でユーザにあったコンテンツを生成する流れが AMAZON や ALIBABA などで始まってきている。
    • 岡田 | アルゴリズムは Tensorflow とかですでに実装されているのでアルゴリズムの重要性はすでに下がってきており、これを活用・運用してビジネスに結びつけるところが大事だったり、フルマネージドなサービスが重要視されてきている。また、すでに今の時点で AI エンジニアの障壁は下がってきており、実際に社内でもマーケッターの人にエンジニア付き添いのワークショップで1日でモデリングさせた内容を作成して API として公開するところまで出来てしまっている。トッププレイヤーの AI エンジニアはもちろん数少ないが今後は参入障壁の低下に伴いロー〜ミドルレベルの AI エンジニアがたくさん生まれると思われる。また、今の GAFA が AI 技術を活用して行っていることは3〜5年後には一般の企業でも行えると思うので、これらを活用していく妄想力なども大事になる。
  • メッセージ 〜AI への挑戦〜
    • 岡田 | AI についての技術革新がものすごく早いのでキャッチアップとそれをリアル・ビジネスにつなげる妄想力が大事だと思う。
    • 米倉 | 「遊び」から始めると柔軟な想像力を持って取り組めると思うので、その思想で進めて言ってほしい。
    • 森 | 今まではデータ量が全てだったがそうではないことがわかった。そのため GAFA に勝てるのではないか?という楽しみもある

📝 まとめ

  • 今の AI における主流な考えとして「データ量」ではなく「データ種類の量」が大事というのは学びだった。
  • 物理的な距離の近さという日本にも日本の良さがあるという外部からの視点はあまり考えたことがなかったので気づきだった。
  • AI を扱うことは現状では技能となっているが、AI に関する参入障壁の劇的な低下はいずれ AI を扱うことは技能ではなく教養になっていくように感じた。それだけにエンジニアとしては AI に関する技術に全フリをしていく予定はないが教養として扱えるようにはなっているべきだと思う。特に今の時点で教養レベルでも年収に直接影響が生じることもあるため、AI エンジニアの飽和は起こるので、いずれ教養として学習するなら早い段階で学んでおくのも悪くないと思った。

💡VC (高野 真 | 手嶋 浩己 | 村田 祐介 | 廣澤 太紀)

🔈SPEAKER

  • 高野 真 | Forbes JAPAN / D4V 合同会社
  • 手嶋 浩己 | XTech Ventures 株式会社
  • 村田 祐介 | インキュベイトファンド株式会社
  • 廣澤 太紀 | THE SEED

💬 フリートーク

  • 村田 | 日本では金融機関から生まれた1サービスとして展開されていた。そのため、起業家として共同して作っていく形ではなかった。
  • 手嶋 | メルカリが前例で投資をして当たるところが出てきたのが大きくて、これが1つのきっかけで VC を行う土壌自体が生まれていった
  • 高野 | 機関投資家の流入金額が日本はどうしても少ない。アイデアはあるがそれをビジネスにする力があっても日米で流入金額が少ない。
  • 村田 | この職種に長くいると失敗の感覚が麻痺してきた。残金2万円で従業員いなくなる企業に対しても、「普通です、よくあります」となる。また、経験の長さがコネクションの広さに繋がりキャリアの強さになる。
  • 高野 | Forbes というメディアでは利益を全く見ていない。ここのメディアで得た一時リソースを元に起業しているビジネスモデルとなっている。そのため、フェイクやゴシップなどは絶対やらないプラットフォーム作りとなっている。
  • 廣澤 | 経験年数が強みになるような業界なので歴が浅い自分の戦略として同年代の起業家とのコネクションを元に進めている。
  • 村田 | すでにメルカリクラスのものが出てきていてほっておいても生まれる。スタートアップに優秀な人が集まっている中、優秀な人のそばにいるとその人もグロースする傾向があるので、リスクとリターンを見極めてそういう場へ積極的に参画してほしい。
  • 高野 | 少子高齢化に伴い海外からの投資を受けれるようにしないといけないし、既存産業よりも新規産業こそが日本の生き残れる道だと思っている。

📝 まとめ

  • 長丁場のカンファレンスと VC 系の知識不足から全体を通して用語の理解・話の流れを追いきれなかった。

🎉 総括まとめ

  • ビジネス・学生よりのカンファレンスの内容だったがエンジニアとしてもキャリア戦略としていくつか良い観点を得られる内容だった。
  • 様々なジャンルのスペシャリストのセッションを網羅的に聞くことで各ジャンルの現状・課題・進展などを肌で感じることはでき、今後の自分のキャリアの指標の1つの要素になりえたので良かった。

💻 エンジニアとしてのキャリア戦略

  • AI =ローリスク・ミドルリターン:AI 系に関してはキャッチアップは大変だが、学習とビジネス活用の参入障壁は低い環境となっている。現状でも AI 系のエンジニアは高い報酬を得られる傾向が強いためローリスク・ミドルリターンとなっているように感じる。
  • ブロックチェーン=ハイリスク・ハイリターン:黎明期の一時フェーズを抜けた今も「ブロックチェーン技術をビジネス化できない」という致命的な課題がある。この課題を解決できれば得られる利益は一人勝ちレベルとなるため業界へのコミットはハイリスク・ハイリターンになっているように感じる。
  • XR =将来性が明るい:現状の予測では今後のスマホの代替やキラーデバイスの登場により市場は劇的に広がると見られている。そのため、技術としても将来性が明るいため状況をウォッチしておくのは大事だと感じる。

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あとがき